マイニング機器について

現在、世界で利用が拡大している通貨に仮想通貨という物があります。 仮想通貨は日本では法的に「暗号資産」と定義されているもので、金銭的な価値を持ちます。 そんな仮想通貨は世界中で取引されており、その取引の情報処理量はとても膨大です。 その情報処理の一部を肩代わりして、その処理報酬で利益を得るのがマイニングです。マイニングを行う人の事は「マイナー」と言います。 マイニングは初期においてはCPUによる処理で行われていました。 その後、さらに良い処理性能で利益を効率的に得るための研究が行われ、グラフィック処理を担当するGPUの処理能力を用いるものに変化していきました。 そのGPUを搭載したPCは複数枚のGPUが搭載され常に計算を続けているため、その消費電力は膨大なものとなりました。 これにより、マイニングはエコロジーの観点から見ればややよろしくない副業となってしまいます。 マイニングはその後もさらなるマイナーの増加により競争が激化していきます。 その処理はGPU方式以外に、その最高性能の2倍の処理能力を持つマイニング専用に基盤をカスタマイズした「FPGA」方式が登場しました。 そして、さらにその上を行く効率性を求め続けた結果、ついにマイニング専用のチップが開発されるに至ります。 それが現在主流となっている「ASIC」です。 ASICはGPUマイニングなどと比べて圧倒的な処理能力を発揮しました。 現在でもGPUによるマイニングは行われていますが、ASICと比較すると抵効率です。 そのためGPU方式は、仮想通貨市場の流れによっては利益よりも電気代が上回り赤字すら出しかねない状況となっています。 ASICを用いたマイニング機器は一般に販売が行われているので、切り替えは可能です。 その価格はその時における仮想通貨の価格に合わせて設定されており、その時の状況で運用するならば約15ヶ月で利益を出せるようになっています。 しかし、通貨の変動が大きく発生してしまうと、その利益状況が崩れて場合によっては赤字になってしまいます。 マイニングもまたリスクと隣合わせなわけです。 マイニングは現在、自前で機器を用意しなくてもクラウドでマイニングに投資することが可能となっています。 このクラウドマイニングはマイニングを行っている団体に投資する方式で、いわゆる投資信託のようなものです。 マイニングのプロが代わりに運用してくれるので専門知識が必要なく、その利回りを受け取れます。 マイニングは時代と共に変化し、進化してきました。 今後も仮想通貨がより一般的になるにつれてマイニング競争は激化し、それに合わせて最新の処理技術が投入されていくことでしょう。 マイナーは、それに合わせた変化を求められていく事になります。